整骨院業界では手技が優れた施術か機械が優れた施術かと単純に比較し自院の優位性を誇示することがありますが、単純に比較すること自体全く見当違いだと考えます。
漫然と長時間行なうマッサージ、同じ設定で痛いところに置くだけの機械、どちらもその時よかったというだけのこの上ない粗悪な施術です。
手技にしろ機械にしろ、こなすだけの知識と技術を常に研鑽し向上心を持つ事が最前提ではないでしょうか。
どちらも出来て当たり前。
私がこの業界に入って研修をしていたころは骨折や脱臼などの外傷で来院される患者さんが多く、最低でも3年は「治す」技術と知識を身に着けるよう指導されました。
実際3年では全く心もとないのですが。
当時は患者さんもけがをしたときは整形外科と同じ感覚で整骨院に来院されていました。
しかし今はどうでしょう。
いつのころからか整骨院は「安いマッサージ屋」でけがは整形外科という認識に変わってきたように思います。
手技か機械か以前の問題です。
以前この「ブログ」を始める前に「お知らせ」に書いたことがあるのですが、同じ技術者として非常に感銘を受けたのでもう一度ここに書き込みたいと思います。
最高位の刀匠の証である「無鑑査」を認定された刀匠の言葉です。
「手で出来へんうちから機械使うたらあかんけど、わかってきたら遠慮なしに使うたらええ」
「職人の技を忘れたらあかん。失うたらあかん。心を支えとる。仕事を支えとる。これを忘れたら名品はでけへん。人の心も打たへん。」
「機械は上手や。くたびれへん。汗出しよらん。涙も出さへん。失敗を肝に銘じよらん。」
「名刀に会うとうれしい。出来そうな気がするからなぁ。鈍刀に会うたらいややなぁ。これも出来てしまいそうに思う。」
「むやみに時間かけてもあかん。雑になってもあかん。難しいもんや。」
「ある程度の仕事やったら誰でも出来る。問題はそれからやな。」
「他人よりほんの少しだけ努力したらどうや。二倍も三倍もしようとするからしんどなる。」
「素質という言葉は嫌いやけど、努力と辛抱の出来る人は素質があると言えるやろ。」
「秘伝という言葉はきらいやなぁ。見せたったらええねん。まねでけへん。」
これらの言葉から刀匠の自戒と自信の一端を垣間見ることが出来たような気がしました。
もう一つ近江商人の言葉で常に心掛けている言葉があります。
「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」
今の整骨院業界、「売り手良し」だけが跋扈しているように感じられて残念です。
整骨院は手技か機械かではなく「治す」か「治せない」かだと考えます。
患者さんの為には。
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交通事故、スポーツ外傷・障害
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